余命一ヶ月の猫〜腎不全と戦った猫の物語〜
それはある日突然の宣告 “残された時間は一ヶ月”
ある家で、七匹もの猫がのびのびと暮らしていた。
無類の猫好き・高根沢さんは画家であり、猫たちの飼い主だ。
七匹の猫の中でも元気な7歳の猫・レオレオ。
白くふかふかした毛の美しいレオレオは、ごはんをよく食べ、飼い主にたっぷりと愛情を注がれ暮らしていた。

―2005年12月、寒くなり始めた季節のある日。
レオレオの体に異変が起きる。急に食欲がなくなり、何も食べなくなった。食べたものを吐いてしまうようなこともあった。

高根沢さんが病院に連れて行くと獣医師はこう診断した。
“病名・慢性腎不全”。
猫の死因で一番多いといわれる病気だった。体内の老廃物を処理する腎臓が機能しなくなり、様々な病を併発し、症状が明るみに出る頃には、その殆どが手遅れだという。

そして獣医師は高根沢さんにこうも告げた
「余命は一ヶ月。残念ながらもう治す手だてはないのです、このまま静かに引き取って、最期を看取ってください・・・」
奇跡を願って辿り着いた“H4O”
治療を施さなければ、一ヶ月後に必ずおとずれる死の現実。
このまま時が経つのをじっと耐え、レオレオを天国へ送り出さなければならないのか?あんなに元気だったのに・・・大好きなレオレオを、もうこの手で抱くことは出来なくなるのか?

どうしてもレオレオを助けたい――そう願う高根沢さんにある病院が紹介された。
栃木県那須塩原にある、”遠藤犬猫病院”。日本でも数少ない、猫の腎移植を手がける病院だ。

ただ奇跡を願い、すぐに遠藤犬猫病院を訪れた。
しかし診察の結果、レオレオの体は既に手の施しようがない状態まで悪化していた。
「クレアチニン」と呼ばれる毒素は通常1.0以下で正常とされるが、レオレオの場合、その数値が12となっていた… これはいつ死んでも不思議ではない値だった。

院長・遠藤は、高根沢さんにある提案をした。
「一般的な腎不全の治療に加え、H4Oという水を使った治療をしましょう」
H4Oが教えてくれた生命の重みと幸せ
H4O…「水素結合水」と呼ばれるこの水は、水素含有量が通常の水の約100万倍含まれており、 病気の源とされる体内の余分な活性酸素を除去する作用があるのだ。

H4Oの効果は未知数だったが、入院初日、レオレオにH4Oを与えてみると、自ら大量に飲み始めた。
H4Oの効果はすぐに現れた。来院時に12あったクレアチニンの数値は、初日で7.5まで下がり、さらに翌日、数値は2.6にまで下がった。
最終的には1.6とほぼ正常値まで戻った。

そしてレオレオは奇跡的におよそ一週間で死の淵から生還を遂げた。


――病気になる以前はごく当たり前だった毎日。
そんな当たり前の毎日は、本当はこんなにうれしいものであったのだ。

高根沢さんはレオレオの元気になった姿をみて、愛猫とすごす日々の幸せさを噛み締めた。

高根沢さんの家には、一枚の猫の絵が飾られている。
余命一ヶ月と宣告されたときに描いたレオレオだ。
元気になったレオレオは大好きな飼い主が描いたその絵と共に、幸せな生活を続けている。